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勝てば官軍負ければ倒産〜「勝てば官軍」を考察する〜 

ソフトバンクの社長孫正義さんが、かつて教えを乞うた経営者藤田田。

藤田さんは既に亡くなられていますが、その教えは本として残っています。

僕は以前藤田田著「ユダヤの商法」を読了し、当ブログでも一度まとめています。

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今回は、同著との比較もしながら経営者のあるべき姿を考えていきたいと思います。

「勝てば官軍」とは?

「勝てば官軍」は1996年に初版が発行され、2015年には第13版と長く読み続けられてきたベストセラーの一つです。

「ユダヤの商法」が1972年に初版発行されたのと比較すると、「勝てば官軍」は本題こそ古めかしくあるものの、内容としては「ユダヤの商法」よりもわかりやすいと思います。

本書では、藤田田さんの考える経営者のあるべき姿が具体的に述べられています。

「勝てない企業は倒産する。勝たなければ意味がない。」

藤田さんの思いを本書から痛切に理解できます。

また、藤田さんはインターネットによりビジネスも変わりゆくことを指摘し、その中で人間にとって必要なものは人間的/情緒的な勘だと本書で述べています。

本書では、そうした勘はどうすれば身につけられるのかということにフォーカスし、藤田さんの主張が為されています。

 

感想/考察

金銭感覚を知らない日本人

60%勝率があるなら、勝負する

時間の価値は高まっていく

 

金銭感覚を知らない日本人

GHQの翻訳を学生時代にしていた藤田さんは、よくアメリカと日本との比較を著書のなかですることが多いです。

その中で述べられていたのは、日本人は金銭感覚を知らなすぎるということでした。

新卒/学歴採用が蔓延る日本では未だにその感が拭えないのかなと僕は思っています。

一般的な家庭では、「良い会社」に入り、その後の人生を楽しむために勉強を頑張りいい大学に入るというのが一つの善と見なされることが多いです。

そのため、僕らは子供の時から金は会社から貰うものだと認識し、給料以外に受け取る方法を考えないことがよくあります。

すなわち、0から自分で金を稼ぐ方法を学ぶことはありません。

むしろ、そういったものは嫌煙され、怪しいと看做されることが多い。

まだそれだけならいいかもしれませんが、不思議なことに給料の額の決まり方ですらも知らない人が多いのです。

給料は頑張った分だけ増える訳ではありません。(代わりに頑張らなくても減給されることは少ないですが。。)

何故そうなのかを資本主義社会で生きる僕らは最低限知る必要があると思います。

僕らは金に対して楽観的すぎるのではないでしょうか?

年金2,000万問題も老後になるまで金を考えずに放っておいた僕らのツケでもあると思います。

藤田さんは、こうした僕らの金への楽観的視点を問題提起しているとも捉えられます。

*僕らの給料の決まり方を小暮著「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか」ではわかりやすく説明してくれています。

当ブログでもまとめています。詳しくはこちら

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60%勝率があるなら、勝負する

藤田さんは本書の中で60%でも勝算があるのなら、勝負をすべきだというように述べています。

何故ならば、ほぼ100%の確信を持った時既にライバルたちは動き始めているからです。

インターネットが普及し、情報がすぐに手に入る今、自分が画期的だと思い考えついたことは大抵他の人は考えついています。

そのアイデアが金になるかどうかは全て、やるかやらないかにかかっているのです。

皆さんもきっと経験はあると思います。

例えば、タクシーがいる場所が把握できたら便利だよな。ゲームソフトをお店ではなく買いたい人に直接売れたらもっと高値で売れるのに。

日常の一つ一つにこうであったらいいのになという思考はきっと持っているはずなのです。

それを形にするかしないかが労働者と経営者の違いなのではないかと思います。

大方成功すると思ったらやってみればいいのです。

そこで失敗したらまた考え直せばいい。

そんな気持ちで当ブログも開設しています。

 

時間の価値は高まっていく

藤田さんは本書の中で、かつては時間がかかったことは今では短時間でできるようになったと述べています。

1日が500時間に匹敵する時代がくる 「勝てば官軍」藤田田

という言葉が示すように、インターネットは僕らがかつてかかっていた時間を限りなく0に近づけます。

実際、今はAmazonを使えば欲しい品物は家にいながらすぐに届き、食べ物ですらも家で注文できる時代なのです。

1分でできることが増えていくなら、1分の価値はより高まっていく。

これは僕らの普通の感覚だと思います。

大切なのは、この時間をどのように管理し、捻出するかだと思います。

時間管理については、youtuberのラファエルさんがストイックに行なっています。

ラファエルさんの本を読み、その生き方を学んでみるのもいいかもしれませんよ。

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どのように実践できるか

メモを取る

ふと思ったことをメモするということ。

僕は今ブログを書いて思ったことを発信することにハマっています。

このため、日々ふと思いついたことは必ずメモを取るようにしています。

なぜなら、思い出す時間ですらも勿体無いですし、このメモが将来何かの役にたつかもしれないからです。

だからこそ皆さんも、日々ふと思ったことをメモしておくといいと思います。

インターネットがもたらす社会はものすごい速さで進化していきます。

こうなったらいいなと思う社会は、きっと将来実現できるレベルになります。

そんな時のためにアイデアはメモをしておくのが良いと思います。

 

まとめ

「勝てば官軍」は今の時代から考えると少し古めかしい作品です。

ただ、藤田さんの根本原則の中には今でも役に立つものも多くあると感じました。

優先的に読むべき本ではないと思いますが、時間があるのならば読んでみる価値はあると思います。

 

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