チームビルディング ビジネス

ビジネス成功者はgiverかtakerか 〜1兆ドルコーチ〜を考察する

ビジネスで成功するものはgiver(与える者)か(奪う者)か。

この質問に答える時、僕はgiverではないかと思います。

綺麗事ではなく、一流の成功者達の基本スタイルはgiveであると思うのです。

しかし、現実はなかなか難しく、僕は自分の時間を優先してしまうことが多々あります。

今回紹介するのは、「1兆ドルコーチ」というスティーブ・ジョブスの葬式で有名になった人物のコーチングについての本です。

「1兆ドルコーチ」とは?

1兆ドルコーチとはビル・キャンベルという人物の教えをまとめた話です。

ビル・キャンベラはアップル社、グーグル社、Twitter社というような現在僕たちの生活を占める超巨大IT企業のコーチであった人物です。

ここまで聞くと、さぞ成功を納めてきたスーパーマンかと思うかも知れません。

しかし、彼が元々ビジネスの世界に精髄してたかというとそうではありません。

元々は、フットボールで成績を残し、40になるまではフットボールコーチをしていた人物だったのです。

本書では元フットボーラーのビル・キャンベラがどのようにしてマネージャーをコーチングする人物になっていったのかという詳細な経歴。

そして今では有名企業となったIT企業のCEO達にどのようにアドバイスをしていたかということが紹介されています。

 

ビル・キャンベルの教え

ビル・キャンベルが説いている中に非常に重要な考え方があります。

それはマネジャーとリーダーは根本的に異なっているということです。

マネージャーは肩書きがあれば誰でもマネジャーになれるのに対し、リーダーは部下の承認があって初めてリーダーになるということです。

つまり、リーダーとはマネジャーの上位観念であると言えます。

そして、マネジャーをリーダーに成長させることがコーチたるビル・キャンベルの仕事。

その成長に欠かせない教えが本書にて紹介されているということです。

 

「人が全て」

ビル・キャンベルの教えの中で共通しているのは、「人が全て」だということです。

どんな会社の成功を支えるのも、人だ。マネジャーの一番大切な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。(以下略)(ビル・キャンベル)

本書を読むと、僕たちは最高のマネジャーになるためには何が必要なのかを学ぶことができますが、その根本には常に「人が全て」という思想があるのです。

このことを念頭に入れるだけでかなり本書は読みやすくなります。

 

感想/考察

以下3点にまとめることができます。

・p.58迄読むのがきつい

・「酒」、「ギャンブル」、「女」にハマる奴が善き経営者になれないことがよくわかる

・指導には「愛」が必要だということが理解できる

 

p.58迄読むのがきつい

僕は本を読み出してからp.58に到るまでかなり本を読むのがきつかったです。

なぜなら、自分とは全く違う人物だからこそできた偉業なのだろうなと想像してしまうからです。

大学では部活をバリバリやってた人には共感を生む内容かもしれませんが、大学時代は何もやってこなかった僕にとってはかなり心に負担がきました(笑)

しかし、p58まで読み切ってしまえば、後は「マニュアル」になります。

もちろんマニュアルといっても、これをすればいい経営者になれる!という単純なものではないですが、将来自身が経営者になった時、またはマネジメント職に着いた時にはこのことを実践しようと頭に留めておくことができます。

また、現時点で経営者的な思考を身につける上でも大変勉強になります。

例えば、マネージャーはコンセンサスではなく最適解を取れという教えが本書で取り上げられていますが、今まで僕はアクションを取るときに頭でっかちになってしまい、なかなか行動するまで至らない自分がいました。

起業を本気でしようと思っていると周りに伝えると、それはリスキーだからやめたほうがいいという意見が多かったのです。

しかし、コンセンサスは仕事を続け、安定を得ることだったとしても、最適解は僕にとっては起業です。

そのための一歩をこうして現在踏み出してよかったなと感じています。

 

「酒」、「ギャンブル」、「女」にハマる奴が善き経営者になれないことがよくわかる

酒、ギャンブル、女は人を壊す3例として挙げられることがありますが、なぜ駄目か考えたことがありますか?

僕は道徳的に駄目とか、お金の無駄遣いをして歯止めが効かなくなるなんてことが原因かなと思っていました。

しかし、本書にて学んだのは「信頼できない相手とは付き合わない」という根本原則があるから駄目なのだと理解しました。

ビル・キャンベルは人間として、「約束を守る」ということを非常に重要視していました。

「約束を守る」という根本を脅かすからこそ、これら3例は歓迎されないのだということを実感しました。

 

指導には「愛」が必要だということが理解できる

善き指導者には「愛」が不可欠だということが強く理解できました。

例えば、人にアドバイスや間違いを指摘する時のことを考えてみましょう。

カーネギー著「人を動かす」では、人を変える9原則のなかで、「まず褒め、遠回しに注意し、時に自分の失敗談を語る」ことにより人を動かすことができるというように述べています。

人を動かす方法 〜「人を動かす」を考察する〜はこちら

それに対しビル・キャンベラーは、厳しいことを鋭いまでに指摘するというのがスタンスのようです。

2つの教えは矛盾しているようにも見えますが、共通しているのは「愛」があるということです。

ビル・キャンベラーの教え子は例外なく、「ビルは友人のようでもあった」と述べるようですから、二人の関係性には既に「愛」が育まれていたに違いありません。

人にアドバイスをして、心に刺さるのは当事者間に関係性があったが故の賜だということが実感できました。

僕らが指導者的立場に立った際には意識して取り組むべき事柄なのではないでしょうか?

 

どのように実践できるか

「何か迷った時には第一原則に立ち返る」を徹底する

僕はなぜブログを始めたのかという理由を「vision」というページで紹介していますが、ブログを書いていると果たして記事をみてくれる人は増えるのだろうか?という不安が募ることがあります。(本投稿が6つめになります)

その度に、何か違うことがあるのではないかと「やらない理由」を探してしまいがちですが、その度に「vision」へと立ち返ることにしています。

経営チームで行き詰まった際は「第一原則に立ち返る」というのをビル・キャンベラーは徹底していたようです。

僕たちもその考え方を自分へと適応させることができます。

 

成功者は孤独を覚えるのが当たり前と言い聞かす

人と違うことをする時の一歩は怖いものです。

そんな時には、成功者は孤独を覚えるのが当たり前だと思いポジティブに過ごすようにしています。

北野唯我著「天才を殺す凡人」でも紹介されているように、人と違ったことをする人間は淘汰されがちですが、自分を信じてやっていくという事を大切にしたいと思います。

 

まとめ

今回考察したのは、「コーチングの本」です。

本書を読めば、間違いなくビル・キャンベルがgiverであったいうことがわかるでしょう。

ただ、正直僕が今読む必要があるかと言われたら。。。うーーんと悩ましいところではあります。

それは僕が今は個人でやっているため、チーム力といった言葉が苦手だというのが原因だと思います。

しかし逆にいうと、既にチームリーダーをしている人、管理職、経営者の方にとっては必須の本だと思います。

感化されることは多くある作品だと思いました。

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