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「安定」が失われる前に 〜「チーズはどこへ消えた?」を考察する〜

「安定」を失った時に僕らはどんな行動を取るだろう。

それに絶望し、八方塞がりになってしまったと感じるだろうか。それとも、事実を受け入れ、行動することができるだろうか。

「その時になってみなきゃわからない!」

うん。その通りだと僕も思う。でもきっと僕らは変わらなきゃいけない時代にもういるのだと思う。

コロナ問題で、従来の小売の中には採算が取れないビジネスモデルがあるってのが明確になってきている。これは事実だ。

雇用形態もフリーランスが重宝され、プロジェクト単位で動く仕事も増えていく。すると、大事になるのは個だ会社の肩書きではなく個人の肩書きが大事になってくる

結論、僕が言ったことが1%起こりうると思ってくれたなら、僕らは「安定」を手放す覚悟を少なからず持っておく必要があるんじゃないだろうか。

そんな安定を失った時にどう行動すればいいか。を考えるきっかけを与えてくれるのがスペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』という本だ。

『チーズはどこへ消えた』とは?

読むのにかかった時間参考32分53秒

医学博士・心理学者でハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。

そんな華やかな肩書きを持つスペンサー・ジョンソンが書いたのが本書『チーズはどこへ消えた?』だ。

ページ数は100ページ以下、そして物語になっている為理解もしやすく、ビジネス書を読んだことがない!という人にもうってつけの本が本書。

ここでの登場人物は2匹と2人。登場人物が少ないのでなおわかりやすい。

物語の内容も非常に簡単だ。

2人と2匹は大好物のチーズを追い求め、日々迷路を駆け巡っていた。

その中でついに彼らは好みのチーズを見つける。

彼/彼女らは喜びそのチーズを毎日毎日食べにくる。生活は安定し、わざわざかつてのようにチーズを探す必要がなくなった。

しかしある日突然チーズが目の前からなくなってしまう。

その現実をみた時に4匹/人がどのように行動したか。

こんな話だ。

読むのが早い人であれば、15分もあれば読み終えてしまうだろう.

こんな単純な話が、なお不朽の名作として語られ続けるのは今でも本書を読み、考えられることが多いからだ。

興味が湧いた方は是非、ここで読むのをやめて実際に本を読んで欲しい。

僕が無駄に感想を語って先入観を植えつけてしまうよりも、本書は僕ら自身で考えた方が勉強になることが多いと思うから。

感想/考察

・変化とは何かを得ることだ

・モノではなく体験に意味がある

・僕らの中にいる登場人物

 

変化とは何かを得ることだ

僕らは昔を美化してしまうようにできているらしい。

「あの頃は良かった。まだパソコンやスマホがなかった時代は人と人との関係性が濃くて。。。」

こんな話を一度は聞いたことがあるだろう。特に高校受験や大学受験の現代文なんかにはよく出てくる話だと思う。

僕らは変化を嫌う

例えば今ではもうマッチングアプリなんてのは普通になってきていて、それで結婚しました。なんて人も周りにいるのは珍しくない。

でもいるんだ、そんなのは真実の愛じゃないとか何たらいう人が。

別にいいじゃないか。その人達は現に幸せそうな生活を送ってるわけだろう。何が悪いんだ。と思う。

今あるモノが永久に続くことはないってのはもう700年以上前の『平家物語』が教えてくれているじゃないか。

変化するってのは失うことばっかじゃない。

変化に伴い新しいものはどんどん生まれてくるんだ。

だから僕らは柔軟に今あるものを受け入れていく必要もあるのではないだろうか。

「安定」もそうだ。

今ある「安定」がそもそも「安定」なのかもよくわからないが、時代が変われば安定の形も変わる。

大事なのは、頭ごなしに現状維持至上主義に陥らないことだ。

思考停止状態で全てを受け入れる必要はないが、新しいものや考え方にもいいところはたくさんある。だから、頭ごなしに否定するってのはやめなきゃいけない。

自分の戒めになった。

 

モノではなく体験に意味がある

本書を読むと、「安定」を失い当初は絶望しながらも、新たなチーズを見つけようと変化を楽しむホー(登場人物)の姿が僕らの胸に深く刻み込まれる。

ここからも僕らは色々なことを学べると思う。

僕が一つ思うのは今は体験こそが重視される時代だということだ。

同様のことを多くのベストセラー作家や経営者が語っている。

例えば、『死ぬこと以外かすり傷』の著者箕輪さんも、今は似たようなモノはたくさんあるから、一つのストーリーを乗せられる商品が売れる時代だと言っている。

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ただ「安定」している状態に縛られるのではなく、行動することによって「体験」を作り出す。すると毎日些細な変化も楽しめるようになるのだから人ってすごいと思う。

また、実際に自分が何か行動を起こしてみると、情報の感度も高くなっていく。結構いいことだらけじゃないか。

だから、万が一『安定』から切り離されても絶望しなくていい。

楽しめることってたくさんあるのだから。

 

僕らの中にいる登場人物

本書における登場人物はネズミのスニッフ、スカリー、小人のヘム、ホーだ。

それぞれの登場人物には意味がある。

スニッフ(変化に気づく)、スカリー(行動する)、ヘム(閉じ込める)、ホー(笑う)だ。

本書ではスニッフとスカリーが成功者として描かれているが、僕ら人間はそこまで単純にいくはずがない。

誰しもがきっと心の中に彼らを飼っているのだと思う。

大切なことは、今はどの登場人物を選ぶべきだろうかと考えることだ。

失敗の経験を活かし、どんな場合にどの登場人物が自分の心の中に出てきてしまうのかを認識するようにする。

この認識が非常に大切だと思う。

認識するだけで、同じ過ちをしないきっかけになる。

例えば僕であれば、人から面白い話を持ちかけられると、スカリーが敏感過ぎるほどに出てしまうことがあり、早く行動しすぎて失敗することがある。

そんな時は「今、スカリーが出過ぎているかもしれない」と認識する。

それだけでかなり行動が変わった

皆さんの傾向はどうだろうか?

 

どのように実践できるか

冒頭にも述べたが、「安定」を当たり前だと思わないことがまず大切だ。

いつ何が起きてもいいように、自分の市場価値を高める必要があると思う。

なお、市場価値を上げるには以下の記事が役に立つかもしれない。

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僕も現在(2020/06/7)ブログと仕事の傍ら資格勉強を頑張っている。

是非一緒に頑張ろう!

 

まとめ

本書を読むと行動こそ正義だ!みたいな考え方になる可能性があるが、チーズはどこに消えた?の例は極端なので常に何が正解かを自分で考える必要がある。

しかし同時に、「一歩踏み出す勇気」を与えてくれる本でもある。

ぱっと読んでみるのはいかがだろうか。

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