哲学 選択理論

人生をより善く生きる方法を考える 〜テイクチャージ、選択理論で人生の舵をとる〜を考察する

突然ですが、みなさんの周りには自分の気に入らない人はいますか?

会社では上司、部下。家庭では夫、妻。学校では友人。。等々気に食わない人が一定数いるのが普通だと思います。

ではみなさんに質問です。みなさんはそんな気に入らない人とどのように接し、日々暮らしていますか?

もしそこに悩みがあるのなら、今回紹介する本はきっとみなさんにとってその問題を解決するのに役立つ本になると思います。

今回は、選択理論の生みの親、ウィリアム・グラッサー著「テイクチャージ、選択理論で人生の舵を取る」を考察していきましょう。

「テイクチャージ、選択理論で人生の舵を取る」とは?

「選択理論」とは、ウィリアム・グラッサーの「コントロール理論」がルーツになっています。

「コントロール」という言葉が、他人をコントロールするというように取られかねないという理由と、元々コントロールという言葉には違和感を感じていたというクラッサーの発言もあり、現在は「選択理論」という名で呼ばれています。

それでは「選択理論」とは何か?

「選択理論」とは、現在の自分は、今まで自分が選択してきた結果によって成り立っているという考え方です。

僕たちが何か不幸なことがあった時に、つい外部要因のせいにしてしまうのとは逆に、本書ではそれを自分の選択の結果として捉えています。

少し極端な例かもしれませんが、本書では「うつ病」と言う病も、自分がそれを選択してとったと言うように捉えているのです。そのため本書では、「うつ病」のことを「うつ行動」と表現しています。

なぜならば、「うつ行動」は、自身が理想と現実とのギャップを埋めるために紆余曲折した結果、最善だと思い下した行動なのだというロジックで説明がつくからです。

「うつ病」/「うつ行動」をそれぞれ「情的用語」/「動的用語」と位置付けており、選択理論においては「動的用語」を用いて説明を行うのが前提になります。

簡単に説明いたしいましたが、本書にはより詳しく「外的コントロール」から「選択理論」へと思考を切り替える方法。「選択理論」によって人生がどのように変わるのか。そして、これから「選択理論」を身につけ、日々を暮らしていく方法を紹介しています。

感想/考察

本書を読むと、不思議ですが、前向きに行きていこうと思えるようになります。

 

苦しい状況でも立ち直れる

現在の自分の状態は、自分の行動によってできていると考えることは、僕にはとても優しい理論だと感じられました。

なぜなら、現在の自分が過去の自分の選択によって出来上がっているのならば、改善の余地があるからです。

ここには他人を変えるのは難しいが、自分を変えるのは簡単だと言う考え方があります。

僕は会社員として正直理不尽だなと思う思いを何度もしましたし、仕事を本気で辞めたいと思ったこともあります。

実際辞めてしまえば楽だったのかもしれませんが、そんな時に「選択理論」に出会いました。

そこから、自分ができる最大限最高の対応をできる限り心がけ生活するように、仕事中も自分の中で最善だと思う行動を積み重ねました。

もちろんそれでも理不尽なことを言われることはありますが、かなり心の持ちようが変わったのです。

仕事に意欲を持てなかった僕が仕事に対してモチベーション高く取り組めているし、何より上司に何か言われても、「吸収できることは吸収し、気にしない部分は放って置く」と言う思考法が身についたからです。

もしあの時に、自分ではなく上司を変えようとしていたら、きっとこのように人生楽しくなかったと思いますし、心の病になっていた可能性だってあります。

上司が自分のことを理解してくれない、ではなく、上司を理解させられない自分がいる。と捉えることで変わってくる自体もありますし、前向きに日々を生きることができるようになると思うのです。

 

一つの価値観に固執しなくなる

人は時に罪悪感に苛まれることがあります。

僕は今まで人並みの大学を出て、人並みに就職できたので、「それなりに成功した人間」になれたと思ってました。

でも満員電車に揺られ、夜遅くまで働き、寝て、朝起きて、仕事に行くという生活がつまらないと感じています。

現在は仕事に行けていますが、或る日突然仕事に行けなくなってしまったら僕は社会不適合者になってしまうのでしょうか?

仕事を辞めたいと思ってしまう自分がおかしいんじゃないかと思ってしまう事もあったのです。

でも今は違います。

それは、いい大学に行き、いい会社で働くと言うのは、「親にとっての価値システム」であり、「僕にとっての価値システム」ではないからです。

これは他人への見方でも同様で、僕らはつい自分に合わない人を忌み嫌ってしまう節がありますが、そんなことをする必要はない訳です。

「その人にはその人」、「自分には自分」の価値があり、それにあった選択をしていると理解できれば、人との衝突はかなり少なくなります。

ある一つの価値観に固執せず、他者との折り合いをつけるのにも必ず役に立つ思考法だと思います。

経営者の思考に似ている

他人は変えられないが、自分は変えられると言うのはまさに経営者の思考法であると言えるでしょう。

「メモの魔力」は他人事を自分事へと変える本

でも以前記事にしましたが、showroom社長、前田裕司さんも同様のことをおっしゃっています。

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また、「Decision making 自分で決める」の著者、権藤優さんも著書の中で、

全て自分が原因だと考える

ことを重要視されています。

経営者は決断をするのが仕事だからこそ、このような発想が生まれるのだと思います。

 

どのように実践できるか

今の自分の行為が将来の自分にとって最善か?を問い続ける

本書を読むと、将来こうありたいと言う自分の姿を考えたときに、現在の自分の行為が最善なのかを常に問い続ける必要があると気づけます。

そのためには

1.将来の自分のビジョンを明確化する

2.自分が成すことが最善かを問う

3.最善でなければ、再度すべきことを考え直す

を徹底することが必要だと思います。

僕は将来のビジョンがあり、現在ブログ経営をしています。

そして現在の行為は自分にとっては最善の選択肢であると考えています。

皆さんは今、自分にとって最善の行動が取れてますか?

 

まとめ

以上「テイクチャージ、選択理論で人生の舵をとる」をまとめましたがいかがだったでしょうか?

ちなみに私が読んだ時、7章〜10章迄は本内容を理解する上では飛ばしてもいいのではないかと思いました。

余談ですが、「ビジネス選択理論能力検定」と言う試験も存在するようです。

興味のある方は受けてみるのもいいかもしれませんね!

 

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