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【実体験】今銀行員がしんどい訳|躁鬱になった僕が思う18の理由

正直に言うと、銀行員ってすごいしんどい仕事だと思う。

僕は今銀行員2年目で法人営業をしている。

担当している法人は25社程、正直そんなんで辛いの?って思う人も多いのかもしれない。

でも、今まで人並みに生きてきて、人並みに努力をしてきたと自負している僕にとって、銀行員という仕事はとてつもなく辛い。しんどい。

きっと若手銀行員は同じような思いで日々死にながら仕事をしている人って多いのではないだろうか。

インターネットで「銀行員 つらい」「銀行員 辞めたい」など調べると出てくる出てくる様々な記事。きっとそれが全てを物語っている。

日曜日になるのが嫌で、ベッドから起き上がれなくなることが多々。気づけば躁鬱。

そんな僕が何故銀行員は辛いのかを実体験ベースでまとめてみた。

少しでも同じような思いをしている方の気晴らしになれば幸いだ。

銀行員がしんどい訳

業務時間が長い

銀行員は業務時間が長い。

例えば僕の場合だと朝7時過ぎに出社して仕事を終えるのは20時。

通勤時間、準備の時間を考えれば6時〜21時

特に慣れないうちはやることが多すぎてお昼を食べる時間なんて無い。

優秀な人はうまくできるのかもしれないが、凡人にはかなり厳しい毎日だと思う。

そんな平日を想像するが故に日曜日は次の日が来るのが嫌で嫌で鬱になる。

そんな出口のない日々が毎日やってくるのが辛い。

 

業務量が多い

銀行員は業務量が多い。

何故なら銀行が取り扱ってる商品ってめちゃくちゃ多いから。

最近ではグループ会社一体になってお客様にアプローチするなんて無慈悲な戦略だから、かつてに比べて知らなきゃいけないことって多いんだと思う。

貸金のことから、くだらない事務のこと、グループ会社のことetc...

お客様から問い合わせが来たことにはしっかりと応えなきゃいけない。それもすぐに。

それだけなら良いけど、貸金の管理から、与信に関する稟議から色々処理しなきゃいけないことがある。

そしてその業務一つ一つにあんま達成感はない。だから面白くない。

そして日々の業務が忙しいので、じっくり物事に腰を据えて取り組む時間もない。

こんなの負のループでしかないと思い、心が重くなる。

 

覚えることが多い

銀行員って覚えることが多い。

それも将来転職したら使えないようなことばっか頭に入れなきゃいけない。

担当している会社の売上、営業利益、貸金のシェア、為替、どれだけ銀行がその会社から収益を上げているか。とかとか。

正直そんなこと覚えてなくても良くないって思うんだけど、上席と会社回るときとか絶対に聞かれることの一つだ。

ここにこそAIを入れて欲しい。まじで無駄な記憶の使い方だと思う。

もちろん財務系の知識、事業承継に関する知識、外国為替に関する知識、そして銀行内ルールなんてのも頭に入れなきゃいけない。

オールマイティーに薄っぺらい知識だから、なおタチが悪い。

僕って今なんでこんなことやってんだろって思って、無駄なことを覚えるのが多くて辛くなる。

 

気を使うことが多い

銀行員って気を遣うことが多い。

例えば部長が会食をするってなれば、日取りの調整から、店の予約まで全部こっちでやらなきゃいけない。

今はコロナのおかげでないけど、飲み会なんて若手にとって最悪の行事だ。

お店の予約から、コース料理の選定、席の決定、メールの送信までやらなきゃいけない。

人によってこの席は嫌とか、上座がどうとかクッソ無駄だなと思う。

そして業務外の時間でこんな無駄作業をしなきゃいけないのが馬鹿らしくなる。

また、めんどくさいのが飲み会の後だ。

銀行では、傾斜をつけて支払いをしてもらうことが多いので、誰にいくらもらうかというのに許可を貰わなきゃいけない。

さらに次の日には、「昨日はごちそうさまでした」って頭を下げて回ることもある。

行きたくない飲み会に付き合わされている身としては最悪だ。

こういうのがしんどい。

 

全責任は担当者が負う

全責任は担当が負うってのも辛いところだ。

本部の方々は正直耳障りの良いことばかり言ってくる。

いうのは簡単だが結局のところお客さんの前に立って責任を負うのは担当の役目だ。

そしてこの責任というのはかなり重い。

例えばお客さんのメインバンクが変わった。とか、貸金を取られてしまったとか、預金シェアを奪われてしまったなんてなったら担当は非常に叩かれる。

このプレッシャーを常日頃感じながら業務に励むのだから、仕事に行きたくなくなるのは自明だろう。

こういうところも銀行員の辛いところではないだろうか。

 

月末までにやるべきことが多い

月末までの要処理事項が非常に多い。

営業もやりつつ、部内で超過してはいけない期限事項がやたらと多すぎる。

そして超過すればそれが部店の成績から減点されてしまうのだから、これもまたプレッシャーだ。

効率良く物事に取り組める人なら良いのかもしれないが、凡人にはなかなかきつい。

だから月末が近くなればなるほどプレッシャーは大きくなる。

皆さんも、やらなきゃいけないことが積りに積もり、精神的にしんどくなるという思いは今まで感じたことはないだろうか。

銀行員はあの感覚が毎月やってくる。

「心理的ストレスが圧倒的成長!」なんて方ではないとなかなかに難しい職業だと言えるのではないだろうか。

 

相変わらずのトップダウン

銀行の法人営業部は昔ながらのトップダウンだ。

上がいうことは絶対である。

黒も上が白といえば白くなる。例えるならそんな感じだろう。

バリバリの体育会出身で、上下関係に慣れていればそこまで苦に感じることはないのかもしれないが、そうでない人にはかなりのストレスだと思う。

たちが悪いのは、人によっては私生活或いは、思考の仕方にまでケチをつけてくる上司がいるということだ。

物事の考え方にまでケチをつけられるんだから溜まったものではない。

「上がいうことは絶対」というステレオタイプの考え方が最後まで蔓延しているのは銀行業なのではないかと思ってしまうほどだ。

「古き素晴らしき日本文化笑」を踏襲し、クソみたいな文化を唯一捨てることのできない業界なのだろうな。とつい実感してしまうほどである。

 

評価は結局部長が決めている

結局のところ法人営業部員の評価は部長が決めているというのが大多数だ。

巷では、ピアボーナスなど人事評価は360°評価で決めるという画期的な評価法が導入されつつある中、銀行業の評価の仕方はかなり古い。

人事コンサルなどをお客さんに提案している暇があるのならば、まずは部店内から導入するべきなのでは?と思ってしまうほどだ。

だから部長につかえねえなと思われたらそれで終わりみたいなところはある。

藤原和博著『必ず食える1%の人になる方法』で紹介されているが、銀行員はまさに、類型A「A:権力と経済的価値を求める社長タイプ」が求められる。

成功のためには、気の合わない上司がいないことが必要条件になる。間違いない。

上司に歯向かい、ガツガツと自分の意見を言う奴は左遷されていく。

銀行員として出世するために重要なのは、自分の本心を殺すことだろう。

 

働き方改革という名の地獄

大手メガバンクになればなるほど、働き方改革という制度が銀行員担当者を殺す。

36協定のルールに従って、どれほど激務であろうとも残業時間には制限がかけられる。

しかし「終わりませんでした。」で済まされないのが銀行員の辛いところだ。

何故終わらなかったのか、どうすれば終わるのかというところを徹底的に詰められる。

そして改善策はただ一つだけ。持ち帰って仕事をすることだけである。

この瞬間に体のいい「働き方改革」は僕らを殺す「働かせ改革」になる。

仕事が大好きで、仕事こそ生きる全てと考えている一昔前の方々には合っている考え方かもしれないが、僕らのようなミレニアル世代、Z世代にはなかなかしんどい生き方だと思う。

もちろん上司の前では、笑顔で明日までに家でやってきます。なんて言うわけだが、心の中では真っ暗闇。絶望の感情しか湧き上がらない。

こんな経験がある銀行員もいるのではないだろうか。

 

いい人ほど損をする

法人営業部員はいい人ほど損をする。

後輩の面倒見がいい優しい先輩ほど、最終的に損をすることが多い。

自分のことよりも、他人に優しくタイプが確実に貶められてしまう業界こそ銀行業界なのだ。

一方で、誰かが新人社員を指導しなければ新人社員は成長しないのだから、必ずこうした損をする人は部内に必ず一人は出てくる。

悲しい世界だと呟かずにはいられない。

 

業後は自己研鑽という名の業務時間

「働き方改革」により、業務時間は昨今半強制的に削減されている。

その分成果が出ない人間は業務時間外での「自己研鑽」を求められることになる。

それは担当会社をよく調べたり、銀行内ルールのお勉強の時間である。

これが全くと言っていいほど自己研鑽にならない。

本来自己研鑽というのは、自分が将来役に立つような資格・スキルを身につける時間であるはずだ。

しかし、ここでの自己研鑽とはあくまでも部の銀行員として仕事を遂行するために身につけるスキルでしかない。

担当している会社の数字を覚えることが、今後一体何の役に立つのであろうか。

これは「自己研鑽」ではない、ただの業務であると言わずして、何と申し上げることができるだろうか。

 

罵られる日々

これは場所にもよるのだろうが、法人営業の担当者は怒られるときにかなりひどい言い方をされる。

「給料泥棒」「生きてる価値がない」「何で存在してるの?」とかとかとか。

かなりオブラートに包んだ言い方に直しておいたが、かなりひどい罵倒を受けることが多々ある。

これもいままで真っ当に生きてきた人間にとってみればなかなかしんどいと思う。

育ちもよく、優秀な人がこういう言葉を吐く上司になってしまうのだから驚きだ。

この場所に居続けたら、自分もこうなってしまうのかもしれない。という焦りしか生まれない。

 

平日削られていくライフ

皆さんはドラゴンクエストをプレイしたことはあるだろうか。

ドラゴンクエストでは、宿屋で休めば体力は回復する。当たり前のゲーム界の鉄板ルールだろう。

しかし銀行員の生きる世界はこんなに甘くない。月ー金までは体力はジリジリ削られていくだけだ。全回復はまずない。

そして土曜日、日曜日に全力で体力を戻し、また月曜日から耐えるだけの日々が始まる。

だから月曜日に仕事に行きたくなくなる人間が増えてしまうのだ。

そして僕もそんな人間の一人。

日曜日は午前中から次の日が嫌で嫌で堪らなくなってしまう。だから日曜日はしんどい。

 

それでも数字は求められる

銀行員にはしっかりと数字のノルマがある。

一時期ノルマは個人にはつけないなんて記事が日経にも載って話題にもなったが、そんなわけがない。

結局チームにノルマが乗れば、最終的に個人にまで割り当てられるのは自明だろう。

そして月次で進捗を管理していくのだが、これがまたできないと、こってり絞られる。

お客さんの気が変わったというひょんなことであっても、何故変わってしまったのかというところまで確りと説明できなければならない。

確りと説明しなきゃいけないのだから、担当者はお客さんにしつこくその理由を聞くしかない。

だからお客さんも銀行に気軽に相談できなくなってしまう。本末転倒だ。

それでもこうしたノルマがあったおかげで、この低金利でも銀行は収益を上げることができているのでから純粋にすごいなと思う。

知らんけど。

 

都合の悪い時だけ銀行の顔

法人担当者は都合の悪い時だけ銀行の顔扱いされる。

例えば、お客さまに対して何か迷惑をかけてしまった時。

銀行内でミスをしてしまった時。

外で友人と飲みにいく時。

こうした時だけ僕らは銀行の顔になる。

銀行に泥を塗ってはいけないということだ。

こうした教育は早い段階(新人研修会)の時から植え付けられる。

とかく銀行員という生き物は、あたかも公務員かのように他人に見られているというように教えつけられる。

でもこれは実際そうで、テレビでも悪いことをした人間の職業を報道するときは、銀行員であれば会社員ではなく「銀行員」として報道されてしまう。

この流れ。。。変えませんか?

銀行員だって一人の会社員には違いないんです。

かたや銀行員の給料が良かった時代とは違い、今や商社やIT業界の方が給料も良い時代なんです。

それなのに銀行員ってのは、社会の目の敵にされるらしい。しんどい職業だと思う。

 

将来自分はどうなるのだろうという漠然とした不安

生涯銀行員でいるなら別として、歳を取った銀行員は転職には向かない。

結局は銀行はサービス業であり、専門的な財務知識は公認会計士や税理士に知識で勝てるわけがない。

つまみつまみで知識を蓄えるので、銀行員は転職には向かないというのはよく聞くことだ(出向は除く)

一番しんどいのは家族を持った銀行員だ。

ストレスを日々抱えながらも転職に向かないから、銀行員を続けるしかない。

こんなのは地獄でしかないと思う。

だからこそ転職するなら早い方がいいだろうなと日々思わずには居られない。

 

自己研鑽する時間なんてない

銀行員は日々が勉強だから他人よりも圧倒的成長ができると思って僕は銀行に入行した。

確かに毎日が勉強の日々であることに違いはない。

だが基本的に勉強しなければならないことは、お客さまのことや銀行内部の知識。

また将来自分が使うことはないようなデリバティブ商品の知識など、ぶっちゃけ金融業で以外役に立たなそうな知識ばかりだ。

正直これなら、定時に退社して、自分がやるべき勉強をした方がいい。

僕が銀行に入ってから後悔していることの一つです。

 

正直面白くない

新卒は何故銀行に入るのだろうか。

おそらく理由の一つとして、色々な業種を見ることができるという理由だあるだろう。

大して将来の仕事のことを考えてないけど、それなりに有名な大学に入ってしまった学生の成れの果てが選ぶのが銀行だ。(と僕は思っている。)

ぶっちゃけ銀行員になったからいろんな業種の社長と会えるというメリットは感じている。

が、銀行員ができるのは基本的にサポートだけだ。企画力はコンサルにも遥かに及ばない。

金融面で会社を支えるのが銀行だと思っていたが、銀行はそんなに甘くない。

何故なら、お金を本当に必要としている会社ほど、銀行は与信を貼ることができないからだ。

むしろ現預金も潤沢に持っていて、現預金はこれ以上必要ないよって企業に僕らは好き好んで金を貸す。

だから社会に役立っているって気持ちも少ない。本当に社会に貢献できている銀行員って本当に少ないんじゃないだろうか。

いずれにせよ、僕らは世界を変える人々を横から見ているだけだ。面白くない。

 

ミスが許されない

人は失敗して成長するなんていうが、僕らにミスは許されない。

一つのミスが支店の成績を左右するから、事務のミスは支店をピリピリさせる。

特に現物(現金・小切手・手形とか。。)の数え間違いなんてもう大変なことになる。

コンビニのレジでお金が合わないってことは多々あると思うが、あんなことが銀行で起きたらもう大変だ。

確かにお金を扱っている仕事だから、厳しいのはわかるが、このままだと若手が離れていってしまう。

こんなミスが許されない状況だから、破壊的イノベーションが起きないのではないだろうか。

まあ、大企業であるメガバンクにイノベーションを期待し入社する方が間違っているのかもしれないが。

 

まとめ

以上いくつかの理由を挙げたが、いかがだろうか。

少しでも共感してくれる人がいたら嬉しいと思うし、共に頑張っていければいいなと思う。

でも頑張りすぎて心を壊してしまうのはよくない。今もしもあなたがそんな状況であるのならば、すぐにやめるべきだ。

銀行員として苦しんでいるあなたは、他の道を探した方がいい。

また、もし銀行員を就職候補に選んでいる学生は、再度他に自分に合うところはないか考えてみてほしい。

もっとワクワクするようなあなたにあった仕事があるかもしれない。

兎にも角にも、「とりあえず銀行入るか」って考え方はやめた方がいい。明確な理由があるのならいいけれども。

メガバンクに内定してすごいって思われるのは一瞬、その後苦しむのは多分一生だ。

ちなみに僕はここ3ヶ月ほど躁鬱状態だったが、そんな僕のモチベーションを上げてくれた本が一冊ある。

佐俣アンリ『僕は君の「熱」に投資しよう』という本だ。

銀行員って元々努力家の人が多いと思うからこそ刺さる一冊になると思う。

かつては持っていたであろう希望、挑戦の気持ちが沸沸と湧き上がってくるような本でとてもおすすめだ。

実際僕もこの本で大分気持ちがプラスになった。

 

さて、話を黙すがやっぱり銀行員は辛い職業だと思う。

正直今回の内容は自分の経験ベースだから、全部が全部そんな職場ではないのかもしれない。

でも逆に、こんな職場もあるんだよっていう紹介でした。

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