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もやもやとしたあの感覚 〜「言葉にできるは武器になる」を考察する〜

うまく言葉にできないけれどもやもやするあの感覚

皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

それをうまく人に伝えるにはどうすればいいんだろう?と考えるのは少し短絡的なのかもしれません。

どうやったら外に伝えられるかではなく、まずはもやもやを自分で言葉として理解することを考える。

梅田著「言葉にできるは武器になる」はそんな「内なる言葉」に焦点を絞った本です。

「言葉にできるは武器になる」とは?

「世界は誰かの仕事でできている。」というキャッチフレーズ皆さんはご存知でしょうか?

缶コーヒーBOSSで有名なこのフレーズをつくったのは、株式会社電通に勤める梅田悟司という方です。

梅田さんは本書「言葉にできるは武器になる」の著者でもあります。

そんな梅田さんが提案するのは、人への伝え方を勉強するよりも先に思考力を育てるということ。

僕たちが何かを思考するとき、僕らは言葉を使って思考をしています。

そして、僕たちが思考するときに使う言葉を梅田さんは「内なる言葉」と表現しています。

梅田さんが本書で提示するのは、「内なる言葉」即ち「思考力」の育て方です。

どのようにモノを考えれば「内なる言葉」がより豊かになるか、という具体的手段を本書にて解説してくれる。

本のイメージ的には「メモの魔力」のような本といったところでしょうか。

「メモの魔力」がノートを使って抽象化や転用の理解を深めるように。

本書では「付箋」を使った思考を深め、広げていく方法を教えてくれます。

本書を読み、考え方を学び、実践する

「本は読むだけでは全く意味がない」と僕は考えていますが、実践形式にて思考力を身につけることのできる本書は非常にオススメです。

 

感想/考察

革命は思考力から生まれる

習慣こそが最強のメソッドである

想いを持った人間の言葉は強い

 

革命は思考力から生まれる

「セレンディピティ」という言葉を皆さんはご存知でしょうか?

『セレンディップの3人の王子たち』という作品から構想を得た、イギリス作家ウォルポールが初めてこの語を用いたと言われています。

日本語では「偶然の発見」というように表現することもできますが、「曖昧な発見を得るための力」とも表現される、偶然なのか必然なのか曖昧な奥深い言葉です。

論理的に100%うまくいくからやる。ではなくて、やってみたらうまくいったというのがセレンディティピという表現に近い。

それではこの偶然性を手にする確率を高めるためにはどうすればいいのか。

それは、絶えず自分の「内なる言葉」に注目することだと梅田さんは本書で説明しています。

「言葉にできる」とはもやもやとした思考が明瞭とした意識に変わること。

そのプロセスを踏んでいれば、自然とアイデアのキャッチ力は高まります。

同じ話を聞いただけでも、そこから新しい革命に繋げられる人とそうではない人がいるのは、自分の考えをはっきり理解できているか、否かの違い。

思考停止して物事をただインプットするだけでなく、頭の中で変換してアウトプットすることの大切さを教えてくれる1例だと思います。

 

習慣こそが最強のメソッドである

「思考する」を「内なる言葉を発している」と考える。継続する。

何よりも習慣化が大切だというように本書でも説明されていますが、僕もそう思います。

習慣化は当たり前を作ることです。

自分が言葉にできない思いがあった時に「しょうがないや」と考えるのと、「自分は今言語化できていないのだな」と認知するのではその後の対応が大きく変わります。

前者は思考停止、後者は改善へと一歩差が生まれるのです。

習慣化が最強なのは、最終的には考えずとも無意識にそれができるようになることです。

例えば、自分が言語化できていないという事実を認知した時に、僕は何が言語化できないのかを考えないと気持ち悪くてしょうがない。

無意識に自分なりに分析を始めているのです。

そしてクソ凡人代表な僕ですらそんなことが当たり前になるのだから、やっぱ習慣って何にも代え難い力があるのだと実感します。

もやもやと言語化できないアイデアが生まれた時に、「内なる言語化」ができていないと考える

それだけで日々がちょっと変わってくると思います。

 

想いを持った人間の言葉は強い

僕らの周りにもいませんか?決して人への伝え方はうまくないのにすごい魅力的な人。

大抵の場合そんな人には信念があります。

人に上手く伝えるのは下手かもしれないけど、そんな人はきっと「内なる言葉」が明瞭なのだと思います。

例えば、チャランポランな人間の技巧を尽くした言葉よりも、人に伝えようと一生懸命話す人間の言葉に動かされるのは「内なる言葉」の重みの違いでしょう。

どんだけ言葉が下手くそでも、僕らは中身に惹かれるのです。

この人のためになら動いてもいいと思わせる為には「内なる言葉」を磨くのが一番です。

まずは自分の思考や想いを自分自身で把握すること。

人に影響力を与える上で大切な要素を本書で学ぶことができました。

 

どのように実践できるか

自分にアポを入れる

自分の「内なる言葉」を磨くために、自己分析をするのが非常に大切だと思います。

しかし残念ながら、自分を振り返る時間は多くの人が後回しにしがちです。

そんな僕たちの為に、梅田さんは自分とのアポの時間を確保することを提案しています。

友人との遊びを入れるような感覚で、スケジュール帳に自分時間を入れてあげる。そして完全にブロックする

僕は週に二回は自己分析をしているのですが、この二回は自分との約束の時間です。

時間がなかなか取れないという方は、やってみるのもおすすめです。

 

まとめ

僕らはすぐに効果が出そうな方法論ばかりに目がいきがちです。

しかし、本当に大事なことはhowを磨くことではないでしょう?

そんなことを本書は教えてくれます。

すぐに「絶対に稼げる方法」なんて言葉を検索する前に、まずは思考を身に付けることが近道になります。

是非皆さんも読んでみてください。

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