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なかなか行動に移せない人のための考え方|『0秒で動け』のまとめ

頭の中ではやらなきゃいけないとわかっているのに行動できない。

ついついやるべきことを先送りにしてしまう。

そんな経験がある人もいるのではないだろうか。

原因は様々だ。やる気がない、今はそんなことできる元気がない。etc...

そして結局気づけば何もできず日々が終わり、自己嫌悪。

このループから抜け出すことはできないのだろうか。

答えは否!!こんな問いに答えを与えてくれる本がある。

それが伊藤洋一著『0秒で動け』だ。

『0秒で動け』とは

読むのにかかった参考時間 1時間17分 

『0秒で動け』伊藤羊一さんが書いた本だ。

伊藤さんはYahoo!アカデミアの学長。

YouTubeも手掛けている方で現在の登録者数は2000人程。まだまだyouutube界隈では有名な方ではないと思う。

でも皆さんも伊藤さんの代表作なら名前くらいは聞いたことがあるはずだ。

代表著書は『1分で話せ』。どうだろう、本屋さんでみたことくらいはあるのではないだろうか。

伊藤さんは現在は株式会社ウェイウェイの代表取締役。

そんな晴れやかなキャリアを持つ伊藤さんだが、現在に至るまでには数々の挫折をしたらしい。

本人も「30代前半まで人生を無駄にした」と話すくらいはかつては「行動できない人」だったようだ。

大学卒業後は日本興業銀行に就職、その後は鬱になってしまったりとなかなかに大変な人生。

そんな苦しい時を何とか乗り越えてきた方だからこそ、僕らにも刺さるような1冊が出来上がったのかもしれない。

『0秒で動け』は行動できない人がどうにかして行動するための考え方をまとめた本だ。

「行動できる人」は先天的なものではなく、考え方次第でそうなれるようになっているらしい。

では、どう考えれば行動できるようになるのか。動くためにはやる気ではなく、スキルが必要らしい。

以下3つの考え方がその答えだ。

 

結論を先に出そう

伊藤さんによれば、動ける人間になるためには結論を出すことが重要らしい。

結論を出せれば話は一歩必ず進む。

例えば、あなたが今転職をするか否かで悩んでいたとしよう。

この時、漠然とどうしようと考えているだけでは話は全く進まない。無駄に時間が流れていくだけだ。

この状況を打開するためには結論出しが必要だと伊藤さんは本書で述べている。

例えば、「転職をすることはいいことだ」という命題を一つ挙げる。

すると、この命題に対して自分で賛成・反対要因を考えることができる。

この時の結論は「直感」でいい。

まず何よりも重要なのは結論を出すことなのだ。

結論を出した後に必要になるのが、次の「仮説を立てる力」だ。

 

仮説力をつけよう

第一フェーズで結論を立てることができたら、次に必要なのは仮説を立てる力だ。

先ほどの例で言えば、「転職するのはいいことだ」という結論を自身で展開したというところまできた。

次は、何故そう思うのか?を考えていくことが大切だ。

例えば、「給料が高くなる」「もっと時間が増える」「やりたいことに巡り合える」等自分で仮説を立ててみる。

この仮説も何となくでいいと伊藤さんは述べている。

直感ってわりと合っているケースが多いらしい。

そして直感で仮説を組み立てたら、その蓋然性の高さを検証するという作業が入る。

実際のデータを見て、本当にそう言えるかを検証するのだ。

転職の例で言えば、「給与水準の平均を調べてみる」「残業時間を調べてみる」「業務内容を調べてみる」。

実際に検証することで、立てた結論がより確からしいものとなる。

ただ注意点は2点ある。

①絶対の正解を求めないこと

②情報を集め続けないこと

この2つをやり過ぎてしまうと、せっかくの行動するための思考が無駄になってしまう。

ちょうど良い塩梅で根拠づけをすることが重要だ。

 

自分の軸をもとう

伊藤さんによれば、仮説力は鍛えることができるらしい。

例えば、一つのデータを見た時に、漠然と眺めるのではなく仮説をたくさん立てられる人とそうではない人がいるのは何故か。

ここには「志」「妄想」「好奇心」が関連している。

「志」はいわば、自分のミッションだ。

将来自分が成し遂げたいことを決めれば、自然と思考も志に寄るようになる。

だからポジションをとりやすくなるのだ。

「志」が固まれば、「妄想」がしやすくなる。

ここでいう「妄想」とは自分ならどうするかを考えるということだ。

YouTube、テレビを見ている時にただ漠然と情報を浪費するのではなく、自分の中に蓄積するようにすれば飛躍的に仮説力は高まる。

そして「妄想」をするために必要なのは「好奇心」だ。

好奇心があれば、世の中に関心が向くようになる。

この「志」「妄想」「好奇心」を支えるのは「軸」。

「軸」とは、自分が人生の中で何を大切にしてきたか。

だから、志が見つからない人は自分の過去を見つめてみると良い。

本書では、その方法として、ライフラインチャートが紹介されている。

合わせてメモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)でも自己分析の方法が載せられているのでぜひ読んでみると良い。

「メモの魔力」は他人事を自分事へと変える本

皆さんには人生の目標ってありますか? きっとこの問いに「はい!」と自信を持って答えられる学生、社会人の方は少ないのではないでしょうか。 小さい頃はあんなに語れた夢があったのに、もう今はなくなってしまっ ...

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結論を出すための自己分析だと考えると、取組甲斐があるのではないだろうか。

まとめ

本書はまだ動き出せていない人が一歩を踏み出すための方法について書かれた本だ。

高速で結論を出し、仮説を並べて行動することで0秒で動くことはきっと可能になる。

行動できていない方は目を通す価値がある。

でもどれだけ方法が書かれてあっても1歩を踏み出すかどうかは自分次第だ。

本書を読んでも1歩目を踏み出せない人がいるとしたら、是非以下の本を読んでみてほしい。

『僕は君の「熱」に投資しよう』という本だ。

『0秒で動け』が思考法を教えてくれる本であるとするならば、『僕は君の「熱」に投資しよう』はやる気を与えてくれる本だ。

ちなみに当ブログでも本書についてまとめているので、購入前に目を通してもらうのも良いだろう。


感想/考察

ぶっちゃけ変に賢い奴ほど読むべき本だと思う

皆さんの周りにもいませんか?変に賢い奴。

例えば、ある命題がある時にそのプラス面とマイナス面を提案できる奴だ。

「〜にはこういう良い面もあるけれども、こういう悪い面もある。」

そんなふうに物事を語り、結論を出さない人間だ。

本書を読むとわかる。こういう人間はアドバイザーとしては良いかもしれないが、行動力には欠ける人間だ

何故ならそこには、ポジションがないからだ。

ぶっちゃけ言うだけならば誰にでもできる。でも大変なのは、そこから実際に行動することだ。

行動するためには、一言で賛成か、反対かの意見(リスクを取る)ことが大切だ。

だから、そんなポジションを取れない奴ほどぶっちゃけ読んでほしい本。

何故こんなことを言うかと言えば、僕も元々リスクを取れない人間だったからだ。

リスクを取れない人間は、結論を出せない。

結論を出せない人間は、今以上の未来を掴むことはできまい。

人生は一回しかないのだから、チャレンジしなきゃもったいない。

尚且つリスクを取れない人間なんてぶっちゃけ今の社会ではそこまで重要視されないのではないだろうか。

 

メンタルを保つ方法も紹介されているところが良い

基本的に本は成功者の経験を基に作成されることが多い。

だからぶっちゃけ凡人にそんなことできるかよってことが書かれていることも多い。

いわゆる理想論でしかない本って割と世の中には多くあるのではないだろうか。

だから真似しようとして、失敗し、挫折することもよくある。

その点本書では失敗してしまった時のメンタルのケア方法も紹介されている。

決して十分なメンタルケア方法とは言えないかもしれないが、そこの点を気にしてくれる本って多くはない。

その点で本書は読者に優しい本と言えるだろう。

 

どのように実践できるか

人の相談に乗る時はポジションを明確にする

僕は人から相談を受ける時、ついつい当たり障りのない返答をしてしまうことが多い。

所謂、変に賢い返答をしてしまうのだ。

ただ話を聞いてほしい人にとってはそれで良いかもしれないが、本気で悩んでいるとっては何の意味もない時間になっているだろう。

せっかく相談に乗るのであれば、本書の教えに従い、ポジションをとって相談に乗ろうと思う。

その相談に賛成か、反対かを一言で言えるようにするわけだ。

また、人に相談をする時にもこの考え方は応用したい。

賛成か反対かを明確にできない奴に、本気で相談する価値はない。

このように実践していこうと思う。

投稿日2020/9/26(3437字)3h12min46sec/当記事を書き上げるのにかかった時間

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