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人を動かす話し方|『1分で話せ』のまとめ

「人を動かす」という趣旨の本は探してみると多くある。

そしてその方法は、相手に対してのアプローチ方法によって3パターンに分かれるのではないだろうか。

「人との関係性に注目」「言葉の表現の仕方に注意」「わかりやすく話す」の3パターンだ。

そして本書は3つめのパターン。「わかりやすく話す」話し方を紹介している本だ。

「大事なことだけをシンプルに伝える技術」がまとめられている本はありそうでなかったので作ってしまいました。というのが著者伊藤さんの語るところである。

本書まえがきで伊藤さんはこのように述べている。

私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった。

『1分で話せ』 伊藤羊一

そんな伊藤さんの社会人経験を踏まえて作成された本書は、僕らの役に立つに違いない。

『1分で話せ』とは

読むのにかかった参考時間 1時間23分

『1分で話せ』は株式会社ウェイウェイの社長、伊藤さんに書かれた本だ。

伊藤さんの代表作は本書の他に『0秒で動け』がある。

以下記事は『0秒で動け』をまとめた記事だ。興味がある方は合わせて読んでみて欲しい。

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『0秒で動け』、『1分で話せ』と2作品ともに大事にされているのが思考のピラミッドを作ること。

話を聞く人が、「で、あなたは何を言いたいの?」とならないように、伝える目的を明確にする

このために思考のピラミッドを作成することが非常に大切だ。

そして伊藤さんの本書を作成した目的は、伝えられない僕たちが人に上手に伝えられるようにすることだ

 

伝える前に準備をしよう

シンプルに伝えるための下準備はいくらあっても良い。と伊藤さんは本書で述べている。

例えば、伊藤さんの成功体験、ソフトバンク孫社長の前でのプレゼンはその準備に相当な時間をかけたようだ。

といっても何を準備すれば良いのだろう。

本書では明確に2点準備すべきことが述べられている。

思考のピラミッドを作成する

結局何を言いたいのかを整理するためには以下のピラミッドを作成することが本書ではお勧めされている。

話す技術はさておき、大切なのは何を伝えたいのかを軸にして話すこと。

そして根拠は3つ挙げる。

根拠はロジカルであれば良いとのことだ。ロジカルとは意味が繋がること。

正しいのか正しくないのかはさておき、こうだからこう考えるという意味が繋がる構造を作り上げる。

ポイントはピラミッドを見た誰もがわかりやすく理解できるようにすることだ。

この原則を守った構造をまずは作ってみるのが第一歩だと伊藤さんは述べている。

 

いらない言葉を削除する

僕たちは「基本的に」「〜の観点で」「先に述べたように」など余計な言葉をつけたがる。

僕も意識せずとも自然とやってしまうことが多い。

だが、これらの言葉は話す上では不要とされる。

より簡単な言葉に置き換えることはできないか。もっとスッキリ短くまとめることはできないか。

以上を考えて文章を削る作業も準備段階で必要になる。

 

シンプルに伝える技術

よりシンプルに伝える技術としては、「超一言でまとめる」技があるようだ。

つまり、よりわかりやすい造語を作ることだ。

『出稼げば大富豪』という本がわかりやすいので、1つのシーンをお借りして説明しよう。

シェパード・レトリバー・マルチーズの3匹がいるシーンで、どの犬が一番成功するかと兄貴が著者に問いかけるシーンだ。

著者はなんとなく賢そうだからという理由でレトリバーを選ぶ訳だが、兄貴の正解はマルチーズだった。

「人に魅力があるか、商品に魅力があるか。魅力がある商品は売れる。魅力=儲かる、やんけ。マルチーズがチーズ売ってきたら買うやろ?・・(中略)・・成功するには、思いっきり懐っこいマルチーズ風でいけ」

『出稼げば大富豪』クロイワ・ショウ

この出来事を著者は、「マルチーズ風理論」としてまとめている。

これこそ超一言の例だと思う。超一言でまとめることにより、次回から説明の手間が省けるし、聞き手もインパクトが強い。

こうした超一言は僕が知っている限りでは『出稼げば大富豪』で多くまとめられている。気になった方はチェックしてみてはどうだろうか。

客観視してみる

本書で上級スキルとしてまとめられているが、客観視するというのも非常に大切なスキルだ。

客観視とは、相手と会話している自分を俯瞰的に見直すことだ。

そこから更に一歩踏み込んで、相手の立場に寄り添うところまでできれば完璧だ。

相手の立場に立って、何が伝わってないのか、何が伝わっているのかを感じながら話を進める。

話が上手い人って、このスキルが飛躍的に高いのではないだろうか。

 

まとめ

『1分で話せ』は非常にわかりやすくまとめられた本だ。

そのためスルスルと読める。

ただロジカルに話せど人は動かない。

そんなことを教えてくれる一冊だと思う。

感想/考察

『考える技術・書く技術』が本書の前身なのでは?

僕が先輩にお勧めされて、読んだ本に『考える技術・書く技術』という本がある。

こちらは1999年に書かれたものであるが、本書に内容が非常に似ている。

『考える技術・書く技術』の中では、ピラミッド構造での思考方法はピラミッド・プリンシプルとまとめられているが、本書とほぼ同義だ。

読み切るのはなかなか大変だが、原則について詳細にまとめられているので是非読んでみると良い。

『言葉にできるは武器になる』との類似性

僕の大好きな本に『言葉にできるは武器になる』という本がある。

この中では、説明は下手くそだけど何故だか動いてしまう人間は何を持っているのかが説明されている。

結論から述べれば、そこに思いがあるかどうかだ。

本書でもロジカルにどれほど説明ができても、人は動かないという説明がある。

商品を販売するにあたり、大切なのは売り手の思いだ。

思いなしに人は動かないというのがよくわかる本だ。

わかり切っていることだが、こうした当たり前のことを再度思い出すことができたという点で本書は読む価値があったと思う。

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どのように実践できるか

ブログ記事に活かしたいと思う。

僕は本の内容をまとめ、感想・考察を書くというのをブログにて行っている。

当初は思いがあってブログを書いてきた訳だが、気づけばルーティンになってしまいそこに思いがないことがあった。

だから、これから記事を書く前に自分に再度問いかけたい。

「今回の記事を書く目的はなんなのか」

ただの薄っぺらい文章にならないようにするために。

投稿日2020/10/04(2632字)2h04min15sec/当記事を書き上げるのにかかった時間

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