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人を動かす方法 〜「人を動かす」を考察する〜

セクハラ・モラハラ・etc..と、近頃は相手に対して口にした何気ない言葉が問題視されるようになってきています。

その中でも、上司と部下という立場において特に問題として浮かび上がるのは、パワハラだと思います。

上のいうことが絶対(今でも業界によってはあることだとは思いますが。。。)だから俺の行ったように動け、という認識はもう時代にそぐわないものになってきています。

そのような状況下で、人を動かすためにはどうすればいいのか。

デール・カーネギー著「人を動かす」は、このような私たちが直面している問題に答えを示してくれるものだと思います。

「人を動かす」とは?

現在は「人を動かす」という名前の本となっていますが、元々の原書は「友をつくり人を動かす法」として1963年に初版が出ています。

著者カーネギーは、多くの経営者、従業員を相手に「人を動かす」ための講義を行い、その中で使用していた小さなテキストを増強していきました。

そして、最終的に15年という歳月をかけて完成したのが現在の本という訳ですから、この「人を動かす」は歴史が詰まった本と言って差し支えないでしょう。

「人を動かす」で提案されているのは、人を思いのままに操る方法ではありません。

「人を動かす」で紹介されているのは、「他人をどう変えるか」ではなく、「自分がどう変わることによって人に影響を与えられるか」です。

そのため、自分は変えずに、小手先の技で人を操ろうとする方法が書かれている本ではないと言うことは認識していただきたいです。

カーネギーが提示するのは、あらゆる人間関係で役に立つ、僕たちのあるべき姿勢です。

どのようにすれば人に好かれ、人を上手く説得することができ、最終的には人を変えることができるのか。を本書の中で僕たちは学ぶことができます。

本書の特異なところは、具体例が非常に充実しているところです。

一つ一つの人を動かす秘訣の中には、その秘訣を使い成功へと至ったことを証明する成功体験/失敗体験が具体例として示されています。

机上の空論ではなく、実践することで結果を生むということがおわかりいただける作品です。

感想/考察

読みやすくわかりやすい

まず非常に大事なことですが、読みやすくわかりやすいです。

何故なら内容としては決して新しいことは書いておらず、普段私たちがこれができたら好かれるだろうなという内容が書き下ろされているからです。

しかし、ここで重要なのは、僕たちはそんな当たり前のことができていないということです。

本を読み、再度自分ができていないことを振り返り、改善しようと試みる。

本に書かれていることは当たり前の内容でも、本書がベストセラーになった意味は僕たちの日々の行動を振り返ることができるという点にあると思うのです。

読み始めてすぐに、こんなの当たり前じゃんと思うのではなく、そこから何を学ぶことができるかが本書を読む上で重要なことだと思います。

自分で実践すべきことを見つけることができる

本書では目次の1つ1つの項目が抽象概念で書かれているのではなく、どのようなアクションを起こせばいいのかというto doまで書き落とされています。

そのため、自分ができていること、できていないことを明確に知る事ができます。

例えば僕は、「名前を覚える」事が苦手です。

しかし、この本を読めば、名前を覚えることの重要性がよくわかります。

今までは、まあ人の名前を覚えるのは苦手だしな、、で終わっていた部分を解決しようという気力が湧くのです。

このように目次をチェックリスト化して苦手項目を潰すことで魅力的な人間に近づくことを実感できる。

本書をこのように使うと大変効果的かと存じます。

「影響力の武器」とセットで読むと面白い

「人を動かす」という点においては、「影響力の武器」という本も非常に有名です。

「人を動かす」がどうすれば人を動かせるのかということについて書いているならば、「影響力の武器」はその根本。人が動いてしまうメカニズムを解析している本です。

個人的には「影響力の武器」はかなりの内容量もあり、専門用語も多く読みづらい部分もあると思うので、先ずは導入として「人を動かす」を読んでから「影響力の武器」を読んでみることをお勧めします。

「影響力の武器」(記事はこちら)を読んでから、再度「人を動かす」を読み直した時、どのようなメカニズムで人が動いてしまうのかを理解できることでしょう。

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どのように実践できるか

本書の実践方法は極めて簡単です。

先ずは相手に何をできたかという視点で物事を考えるようにしています。

うまく人に物事を伝えられなかったり、自分のことを理解してもらえなかった時には本書を読み返し、何ができなかったかを浮き彫りにし、再度実践してみる。

それほどまでに本書は目次機能が有能です。

今はまだ人を管理する立場ではないのですが、上司をみる際にも本書の学びは適応できると思います。

尊敬できる上司、師匠にはきっとこの性質が当てはまっているはず。

全く当てはまってないのに尊敬できる人がいる時には(今まではそんなことはありませんでしたが)、何故尊敬できるのか?を考えてみたいと思います。

まとめ

「人を動かす」の根本になっているのは、自分が変わることで人を動かすということです。

そのため、簡単に他人の心理を操ることができるようになりたい!という方にはあまり向いていない本だと思います。

しかし、自分の意識を変えることは他人の意識を変えることよりも簡単で、今日からでも実践できます。

「人を動かす」が僕の人への接し方を考える最初の本になりました。

皆さんにはそんな本がありますか?

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